PowerPoint・Word・フリーソフトでイラストや画像の背景を簡単に透過・切り抜きする方法【イラレ・フォトショ不要】

イラストや画像の背景を透過させたい時に、IllustratorやPhotoshopがあればかなり簡単に作業することが可能なのですが、Adobeのソフト自体は比較的高価なので持っていない方・普段は必要ない方も多いと思います。

私もMicrosoftのソフトしか使っていなかった時代はこの背景透過の作業に苦戦しました。

そこで今回は「PowerPoint」「Word」といったMicrosoftのソフトだけを使ってイラストや画像の背景を透過させる方法について分かりやすく解説していこうと思います。透過専用フリーソフトもご紹介しています。

①PowerPointで背景を透過する方法:簡易編

今回はサンプルとして、この灰色の全体の背景に水色背景の人型イラストを馴染ませてみましょう。水色の背景色だとどうしても目立ってしまうので、透過させて人型イラストの部分だけ残していきたいですね。

イラストを選択後に図ツール:書式から「色」を選択

まずは背景を透過させたいイラストをクリックして選択状態にした後、右上に表示される

図ツール:書式

をクリックします。イラストを選択していないと図ツールが表示されないので注意が必要です。

その後「」をクリックして下の方にある「透明色を指定」という項目を選択してください。

透過したいイラストの背景をクリック

あとは透過したいイラストの背景部分(今回は水色の部分)をクリックすると、透過することが出来ます。

出来としては80点という感じで、少しだけイラストの周りに水色が残っています。透過させたい画像によりますが、閾値設定は出来ないので、上手くいかなかった場合にはこれから紹介する方法を試しましょう。

注意点としては、残したいイラスト部分に背景色(水色)と同じ色が使われているとそこまで水色になってしまいます。少しでも違う色なら残せる場合もあるので少しだけ色を変えてみるなどの工夫が必要です。

アラキ ダイチ

少し透過の精度が甘いのが欠点です!

② PowerPointで背景を透過する方法:ちょい作業編

先ほどと同様にまずはイラストをクリックして選択状態にした後に「図ツール:書式」を開きます。

背景の削除を展開

続いて、一番左側にある「背景の削除」を展開すると背景部分が紫色に変化します。

必要な部分まで背景認識されてしまっているので、内側の枠を動かして必要な部分を枠内に収めましょう。

保存か削除か選択して変更を保存する

紫色になっている部分が変化するポイントなので、紫色の部分を消したい場合は「削除する領域としてマーク」、紫色の部分だけ残したい場合は「保存する領域としてマーク」を選択した後に「変更を保存」をクリックしてください。そうすると、紫背景になっていた部分だけが透明になります。90点という感じですね。

アラキ ダイチ

わりと綺麗に背景を透過させることができます!

③ Windowsソフト「ペイント3D」を利用する

Windowsに付属しているソフトである「ペイント3D」を使う事で簡単に透過することが可能です。

切り抜きをしたい画像を開いて「マジック選択」をクリック

まずは、切り抜きをしたい部分を大まかに四角形で囲んで選択をします。

「次へ」をクリックして、不足・過剰な部分を追加・削除する

切り抜きが行われるので、切り取り過ぎた部分を「追加」のペンでなぞると追加されますし、切り抜きされていない部分を「削除」のペンでなぞると削除されます。方法としてはPhotoshopに近い感じですね。

この切り抜いた画像を使ってこのペイント3D内で画像を合成することも出来ますし、背景を透過した画像を保存することもできますので後は自由に使えます。簡単にできるわりには90点ぐらいの出来でいいです。

④ フリーソフト:「手軽に透明」を利用する

背景を透過させるためだけのフリーソフトである「手軽に透明」というソフトを使っても透過が可能です。

ダウンロードして、画像を選択して「不透明度」「誤差許容度」などの項目をを設定することで本当に背景を手軽に透過させられます。透過させる画像にもよりますが、大体85~90点ぐらいの出来で透過可能です。

参考サイト手軽に透明 – DL

jpegとpngの違いについて

豆知識的な部分ですが「jpeg」と「png」については透過が関係するので知っておくと便利です。

  • jpeg:画像を圧縮したファイル形式で軽くて色彩豊富な画像向き
  • png:非圧縮ファイルを残した形式で綺麗だけどサイズが重い

基本的には上記の様な違いがあるんですが「png」は背景を透過させた状態で保存することが出来ます。

ファイル形式が「jpeg」だと必ず四角の形で保存しなければならないので必ず背景が残ってしまうのですが、「png」の場合はイラスト部分以外には背景が透過されて保存されている場合もあるので、この辺りに気をつけて使いたいイラストや画像をダウンロード・保存する時点で意識できると役立つ場合もあると思います。

まとめ:PowerPointとWordを使って背景透過する方法

今回はAdobeのソフトを使わずにイラストなどの背景を透過する方法を解説してきました。

ご紹介しているのは使用頻度の高いと思った「PowerPoint(パワポ)」の方のやり方ですが、「Word(ワード)」でも同じ方法で背景を透過させることが出来るので、ぜひチャレンジしてみてください。完成度的にはやはりAdobeの製品に少しだけ劣ってしまいますが、Microsoft製品でも簡単に背景を透過できますよ。

アラキ ダイチ

パワポだけで全部製作する人には役立つテクニックだと思います!