デザイナー・クリエイター向けのおすすめPCランキング|Adobeソフト対応パソコンの選び方を解説

デザイナー・クリエイターは道具によって優劣はつきませんが、スタートラインに立つのは大切です。

主にAdobeソフトを扱うのがメインのPCの使い方だと思いますが、どんなPCを購入したらいいか分からない方も多いと思います。確かにメモリとかGPUをどの程度にするべきかなど考える事は多いです。

では何を選ぶのか?MacのPCという方もいると思いますが個人的にはあまりおすすめしません

×  Mac PC:オシャレで操作性は良いがコスパが悪い

〇  BTOのWindows PC:コスパが良く初期投資が安く済む

もちろん、デザイナー・クリエイターといえばMacみたいな部分もありますが、コスパ的な面で言うと圧倒的にWindows PCが有利です。特にフリーランスの方は経費的にもWindows機をおすすめします。

そこで、今回はPCのパーツ・スペックなどについて解説しつつ、どういう風にパソコンを選んだら良いのかという事と、実際に購入する場合におすすめのPCをランキング形式で紹介していこうと思います。
先におすすめのPCランキングをチェック 

デザイナー・クリエイター向けのPCの特徴とパーツの役割

WindowsのPCがコスパが良いと言いましたが「家電店で買えないとなると自作PCなの?」というのは違います。個人的におすすめするのがBTO(Build to Order)と呼ばれるジャンルのパソコンです。

PCのパーツは色々あって、自分で組み立てるのが自作PCで、メーカーが組み立ててくれるのが「BTOパソコン」です。ただ、1つ1つパーツを選ぶのは大変なので用途によってモデルが用意されています。

PCに組み込まれている主なパーツの種類は下記の6つです。

・CPU

・GPU

・メモリ

・ストレージ(HDD・SSD)

・電源(+冷却装置)

通常の家電メーカーが出しているPCとデザイナー・クリエイター向けのPCの違いは、全体的に全部のパーツのスペックが高いのに加えて、CPU一体型ではない「GPU」もPC内に搭載しているという点です。

GPU(グラフィックボード):グラフィックの処理に特化したパーツ

ただ、普段からillustratorしか触らないという方と、illustratorもPhotoshopもAfter Effectsも触るという方では必要スペックも違うので、その理解にも必要なPCパーツの役割を説明をしていきます。

ノートPCはダメ?

ノートPCは小さい部品(高価)を使わなければいけない関係で、デスクトップPCよりもコストに対するスペックが低くなってしまいます。持ち運ぶ事情が無ければデスクトップがおすすめです。

CPU – 指示された処理を実行する頭脳パーツ

PCの中の様々な処理の中枢なので、なるべく高性能なモノを使った方がいいパーツです。

恐らく「Intel Core i9」とか「Intel Core i7」とか見たことがあると思いますが、それがCPUになります。どうCPUの性能を確かめたらいいのかというと、書いてある数字が大きければ大体高性能です。

Intel Core i7 7700K 3.6GHz

例えば、上記の様なCPUがあるとすれば、3つに分解して考えると分かりやすくなります。

・Intel Core i7(コア数) = パーツ性能の大きな目安

・7700K(型番) = パーツ自体の新しさ

・3.6GHz(クロック数) = パーツの基礎処理能力

詳しく解説していくと、コア数とかクロック数とかの詳しい話になってくるのですが、コレについて書いていると長くなるので、先ほども書いた様にどれも数字が大きい方が基本的に性能が高くなります。

デザイナー・クリエイター向けPCだと基本的にCore i7 7000代以上のCPUが推奨になってきます。

特にAfter EffectsやPremier Pro等の映像系を触る人は仕事効率の部分でかなりCPU性能への依存度が高いので、そういった場合は新しいCPUの中でも特にクロック数に注目して購入した方がいいです。

メモリ – CPUが作業するスペース

メモリはCPUが作業するスペースを提供しているパーツです。

例えば、illustratorとPhotoshopとPremier Proを立ち上げるとCPUは全て処理をしなければいけないんですが、メモリが少ないとスペースが足りなくて同時に処理しようと思っても速度が遅くなります。

それがもしillustratorだけであればスペースをフルに活用して素早く処理をする事ができるワケです。

なので、メモリは最低限全てのソフトを素早く起動できるスペックで、なるべくなら複数のソフトを同時に立ち上げても高速で処理可能なスペースを用意できるといいです。同時起動は結構ありますからね。

一般的なPCだと8GB程だと思いますが、デザイナー・クリエイターであれば16GB~64GBまであると嬉しいですね。128GB必要なケースはあまり無いですが、メモリはあるに越したことはないです。

ストレージ – データを長期保存するパーツ

ストレージはデータを長期的に保存するためのパーツです。

メモリでは一時的にデータを保存してそこでCPUが作業するワケだったのですが、処理したあとのデータや各ソフト・OSの様なデータ容量の大きいものはストレージの方に保存しておく様になっています。

・HDD:大きくて処理が遅いが安価

・SSD:小さくて処理が早いが高価

最近は高級モデルではSSDがメインのPCが増えてきていて、OSやソフトをSSDに入れて使っていると非常に読み書きが高速です。ただ、動画などを扱う場合にはHDDもある程度容量があると嬉しいです。

電源 – 各パーツに電力を供給するパーツ

各パーツに電力を供給するための裏方の様なパーツで、BTOの場合はそこまで気にしなくていいです。

・599W以下:低・中スペック用電源

・600W以上:高スペック用電源

自分で組み立てる場合には「どのパーツにどの位電力が必要でCPUがオーバークロックした場合に…」とか色々考えたりするべきなのですが、基本的にBTOはそこをクリアしたモデルを組まれています。

電源を良いモノにすると、電気効率が良くなって節電になったり、負荷が少なくなって故障確率が減ったりというメリットはあるのですが、こだわってアップグレードするとか、そこまで必要ないと思います。

<冷却装置>

裏方のパーツといえば、各パーツの熱を冷ますための冷却装置があります。

空冷式(ファンの風で冷却)と水冷式(冷却用の液体で冷却)がありますが、水冷式の場合には液体の入れ替えなどの手間がかかる場合があるので、こだわりが無ければ基本的に空冷式の方がおすすめですね。

GPU – グラフィックの処理に特化したパーツ

グラフィック処理用の特徴的なパーツでもあるGPU(グラフィックボード)ですが、実はillustratorなどの軽めのソフトであればCPUに組み込まれているタイプのGPU(低性能)でも使用できたりします。

ただ、やはり高性能なモノを積んでおいた方が処理が早いし、After Effectsのプライグイン処理などの部分で必須になったりという感じでデザイナーなら基本的にはなるべくGPUを積んだ方がいいです。

グラボの種類は大まかに分けて3種類あってコストを気にしないならばデザイナー・クリエイター向きなのは「Quadro」なんですが、基本的にコストの関係で「GeForceかRadeon」になると思います。

・Quadro(NVIDIA):色の発色・表現の幅が広くてCADや3Dなどのグラフィック処理も高速

・GeForce(NVIDIA):ゲーム処理向けのグラフィック処理が得意でシェア数がNo.1

・Radeon(AMD):最近シェアを伸ばしているゲーム処理に向いているグラボでMacは標準搭載

Quadroを選ぶと同じぐらいの性能でも結構値段が変わってくるので、特にフリーランスの方などだと選択肢に入らないと思います。MacのPCには何故かRadeonが採用されているんですが、個人的にはGeForceの方がおすすめです。性能の良し悪しはあるのですが、ややRadeonの方が安価ですね。

Adobeソフトの求めるPCスペック

メモリGPU
illustrator8GB(推奨:16GB以上)VRAM 1GB(推奨:VRAM 4GB以上)
Photoshop2GB(推奨:8GB)GeForce GTX 1050
Premier Pro8GB(推奨:16GB~32GB)VRAM 2GB(推奨:VRAM 4GB)
After Effects16GB以上(推奨:32GB)VRAM 2GB

引用Adobe – 必要システム構成

Adobe公式のサイトから必要マシンスペックを引用していますが、メモリはやはり16GB以上あった方が安定して使えます。GPUに関しては基本的にVRAM 2GBで、比較的そこまで性能は必要ないです。

・VRAM 2GB:GeForce GTX 1050

・VRAM 4GB:GeForce GTX 1050TiまたはGTX 1060(6GB)

重めの処理をする場合はなるべくVRAM 4GB以上のGPUモデルを選んで購入するのがおすすめです。

RTX 2080Ti > RTX 2070 > RTX 2060 > GTX 1660 > GTX 1060 > GTX 1650 > AMD Radeon Pro 5300M > GTX 1050Ti > GTX 1050 > Intel UHD(CPU内蔵)系

GPUは大まかにこんな感じの性能の序列になっていて、個人的にはなるべくGTX 1060以上が望ましいと思います。PCゲームなどもするのであれば、RTX2060以上だと高画質で遊べる感じになります。

関連記事Adobe製品の使い方の違いをデザイナーが解説|料金とプランも比較

結局どのパーツを重視した方がいいの?

全て高性能なパーツの方がいいですが、予算が限られている場合にどのパーツを重視すべきかの話です。

CPU > メモリ > GPU > SSD > その他

個人的には基本的にこの順番でパーツを重視すべきだと思います。

先ほどの項目で紹介した様に「Photoshop」「Illustrator」をメインに使う場合にはあまりGPUを使わないため、グラフィックやWEB系をメインにする方はCPUとメモリにコストをかけた方がいいです。

もし「Premier Pro」「After Effects」をメインに使う場合は、GPUの必要スペックは高くないし、特にAEはCPUの性能の方に依存する傾向もありますが、GPUの性能にも気をかける必要があります。

メモリは必要であれば増設可能ですがコストのかかるパーツでは無いので最初から多めに盛りましょう。

物事の可否と快適性

CPUとGPUの性能が低いと出来ない事が増えます(特にCPU)。メモリ・SSDの性能が低いと快適性が下がります。なので、なるべくできない事は無くしつつ快適性を上げるのが良い方針です。

おすすめのデザイナー・クリエイター向けPCランキング

第1位 raytrek ZV

価格199,980円
CPUCore i7-9700KF
GPUGeForce RTX2060 6GB
メモリ32GB DDR4
HDD・SSD2TB HDD・512GB SSD
スペック詳細公式サイト

コスパなどを色々考えると、コチラのドスパラの「raytrek ZV」がイチバンおすすめです。

CPUは「Core i7」の中では最新のバージョンの「KF」で、クロック数が高いモデルになっています。また、GPUに関してもハイクラスに近いミドルクラスのモノで、映像制作系でも申し分ない性能です。

メモリも32GBと申し分ないですし、ストレージも欲を言うならもう少しSSDの容量があったらいいなという位で、Adobeのソフトを全部扱う様な感じの用途であればまず問題ないスペックになります。

コストを抑えつつ長く使ってやろうという欲張りクリエイター・デザイナーにピッタリハマるPCです。

raytrek ZVの詳細はコチラ 

第2位 raytrek XV

価格159,980円
CPUCore i7-9700
GPUGeForce RTX2060 6GB
メモリ16GB DDR4
HDD・SSD2TB HDD・512GB SSD
スペック詳細公式サイト

もう少し予算を抑えて使っていきたいという方はこちらのPCモデルがおすすめです。

第1位のPCとの変更点は、CPUが「KF」タイプではない(クロック数が低い)のと、メモリが16GBになっている点です。映像系ソフト(After Effects等)をメインに使う場合は前述のモデルがいいです。

ただ、推奨スペックに足りていないというだけでPremier ProもAfter Effectsも問題なく起動して使えます。illustratorやPhotoshopをメインに使うのであれば問題ないスペックなのでおすすめですね。

個人的にはメモリが多い方が汎用性が高いと思っているので、悩むなら私は前述のモデルを選びます。

raytrek XVの詳細はコチラ 

第3位 raytrek AXGF Standard

価格249,980円
CPURyzen 7 3700X
GPUGeForce RTX2070 SUPER 8GB
メモリ32GB DDR4
HDD・SSD3TB HDD・1TB SSD
スペック詳細公式サイト

性能的にはバツグンなのですが、コスト的に割高なので一歩マイナスで第3位という感じです。

CPUはIntelではなく「AMD」のモノで、性能的には最新のCore i7とCore i9の中間ぐらいの感覚で非常に高い性能を誇っています。GPUも現状で販売されている中でもハイグレードのモデルです。

メモリも32GBで安心して使えるし、SSDも1TBあるのでわりとデータを投げ放題できますし、予算に余裕がある人はこの位のモデルを購入しておくと、定期的に少しメンテするだけでかなり長く使えます。

raytrek AXGF Standardの詳細はコチラ 

第4位 raytrek MX

価格109,980円
CPUCore i7-9700
GPUGeForce GTX1650 4GB
メモリ16GB DDR4
HDD・SSD無し・1TB SSD
スペック詳細公式サイト

予算があまりないけど、Adobeのソフトを使ってお仕事したいという方におすすめです。

ただ、ここでMacbook Proと価格・スペックを比較してもらうと面白いことが分かると思います。

<比較:Macbook Pro 16インチ(2019モデル)>

価格248,800円
CPUCore i7-9750H
GPUAMD Radeon Pro 5300M 4GB
メモリ16GB DDR4
HDD・SSD無し・512GB SSD

最新のMacbook Proの半額以下でスペック的にはほぼ一緒(GPU性能・SSD容量では優れている)です。これがMacのPCをおすすめしない理由でもあるんですが、コスパ的にはかなり良いモデルです。

ただし、クリエイター・デザイナーが使うとなるとGPU的にギリギリという点と、HDDも欲しいという所で、なるべくもう少し予算をかけてアップグレードしたモデルを買った方が長持ちすると思います。

なので、とりあえず2~3年illustratorやPhotoshopをメインに使う様な感じならいいと思います。

raytrek MXの詳細はコチラ 

第5位 raytrek ZZ 9900K

 

価格319,980円
CPUCore i9-9900K
GPUGeForce RTX2080 Ti 11GB
メモリ32GB DDR4
HDD・SSD3TB HDD・512GB SSD
スペック詳細公式サイト

ハイグレードなモデルが必要ならコチラのモデルですね。

CPUもCore i9の「K」モデルで、GPUも最もハイグレードなモデルです。ただ、この価格ならメモリを64GBにしてもいいんじゃない?という点と、SSDを1TB欲しいという事でこの順位になってます。

もしこのモデルを買うのであれば「+3万円」でアップグレードしてメモリを64GBにした方が、全体的なスペックに合っていてバランスよく快適に使えるハイスペックなPCになると思うのでおすすめです。

Adobeのソフトはもちろん3DCG系のソフトでも充分にサクサク描画できるクラスのPCになります。

raytrek ZZ 9900Kの詳細はコチラ 

PC以外でデザイン・クリエイターに役に立つデバイス類

モニター

デザイナー向けのモニターというのがあって、非常に発色が綺麗というか正確で、制作した時の色のイメージに差がないのが良い点なのですが、わりと高くて3万円~ぐらいの価格帯になってきてしまいます。

なので、選択肢としてはBenQのデザイナーモデル・EIZO辺りを購入するか、普通のモニターを購入するかという感じの2択です。ゲーム用では無いのでリフレッシュシートなどは気にする必要は無いです。

サイズは24~27インチ辺りが取り回しが良くておすすめです。デュアルモニターだとなお良しですね。

Adobeソフトに解像度要件もありますが、今では基本的にどのモニターも満たしているので平気です。

モニターアーム

モニター自体のスタンドを使うのもいいですが、モニターアームを使うとさらに快適環境になります。

色んなメーカーのモニターアームがあって粗悪品も多いのですが、個人的にはエルゴトロンのモニターアームがイチバン安定性が高く、可動性も良いのに加えてモニター位置もしっかりと固定してくれます。

モニターの下の部分がフリーになるので、キーボードなどを収納しておけるし、色々と捗りますよ。

マウス

マウスに関してはトラックボール派と通常マウス派と2つあるのですが、個人的には通常マウス派です。

中でも無線のマウスの方が圧倒的に取り回しやすいので、私自身はロジクールの無線マウスを使っています。モニター程こだわる必要は無いですが、毎日触るモノなので、予算をかけてもいいと思います。

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まとめ:デザイナー・クリエイター向けのおすすめPCランキング

今回はクリエイター・デザイナーの方向けにPCパーツの概要とおすすめを紹介しました。

・コスパ重視なら「raytrek ZV」がおすすめ

・長く使うなら「raytrek AXGF Standard」がおすすめ

デザイナー・クリエイターにとって最も重要なのは道具の性能ではない事は間違いないですが、PCの性能が低い事で自分のパフォーマンスをフルにが発揮できなかったり、機会を逃すのはもったいないです。

憧れのクリエイター・デザイナーがMacを使っているから自分もというのも良いですが、Adobeの契約にもお金がかかるので、なるべくPCはコスパ良く購入して賢く予算を使っていくのも重要になります。

イラストメインでiPadなどをメインに使ってPCで修正・仕上げをする様な方だと、Mac PCの方が連携部分で便利な点はあります。ただ、個人的にはWindows機のコスパを上回るモノでは無いと思います。

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