会社員・ビジネスマンでも作れる魅せるポートフォリオの作り方【プロジェクト】

どんどん副業が解禁される企業も増えてきてますが、会社員のポートフォリオの需要が高まっています。

副業とは言いつつも単純に別の会社と併せて雇用されるようなスタイルもあると思いますが、会社員兼フリーランスの様な形で自分で案件を獲得する様なスタイルの副業では自分のスキルを売る事になるので、今まで関わってきたプロジェクトでの役割や自分の仕事におけるスキルなどを「魅せる」のが重要です。

ただ、デザイナーのポートフォリオとは違って何か作品のビジュアルを見せるワケではないので、どういう内容で作れば良いのか悩む方も多いと思います。そこで今回は非デザイナーのサラリーマンの方に向けて、自分を魅せる為のポートフォリオの作り方・フレームワーク的な部分を解説していこうと思います。

ポートフォリオの媒体はWEBサービスを使うのがおすすめ

ポートフォリオというと紙ベースのモノを想像する人も多いですし、デザイナーの就職活動などで使う場合もありますが、ビジネスマンのポートフォリオであればWEBのサービスを使うのがいいと思います。

自分のサイトを作ってプロフィールから実績までカッコよく魅せるというのは理想ではありますが、SEO的な観点で検索に引っかかる様になるまでに時間を要しますし、副業を探すという目的には合いません。

今では複数のポートフォリオに関するWEBサービスが展開されていますし、自分でデザインを整える必要もなく、実際にビジネスに繋がるケースも多いのでそれらのサービスを活用するのがおすすめですね。

下記記事の中では色んなWEBでのポートフォリオサービスを紹介していますが、完結に言えばソフト関連スキルのある人は「RESUME」でそうでない方は「foriio」が個人的に使いやすいと思っています。

関連記事おすすめのポートフォリオサイト・サービスまとめ|イラスト・デザイン掲載向け

会社員・ビジネスマンのポートフォリオの作り方と項目

ポートフォリオに記載した方が良い項目は下記の通りです。

・プロジェクト名

・プロジェクトのビジュアル

・自分のプロジェクト内での肩書きや担当

・プロジェクトの概要(+結果や数字など)

並べてみると当たり前の様に思う項目かもしれませんが、どれか抜けていたりする人が結構多いです。この内容がまとまって存在している事で、ポートフォリオを見た時に依頼を検討するかが決まってきます。

▸プロジェクト名:何でもいいから名前を付ける

プロジェクト名は大して決まっていない事が多いと思いますが、何でもいいから名前を付けましょう。

▸運営・企画:【モノジャーナル合同会社】ポートフォリオ導入事例

▸PM(プロジェクトマネージャー):社内経費精算システム改善プロジェクト

取引相手の名前を出して良さそうなら出しつつ、難しそうなら「自分が担当した肩書き:〇〇の〇〇事例」だったり「肩書き:〇〇の〇〇プロジェクト」みたいな形で書くといいタイトルに見えやすいです。

自分の部署的に対外的な活動はしていなくても、社内で関わっている事例でも何でもいいと思います。ただ、機密情報とか社外に公表していない情報みたいなモノも色々あると思うのでその辺りは注意ですね。

▸プロジェクトのビジュアル:何でもいいからとにかく写真を載せる

最も良いのは、そのプロジェクトで何か作ったりしたパンフレットやWEBサイトの特設ページなどがあったりする事なのですが、大抵のプロジェクトや事例などは大してビジュアルで残る事は無いですよね。

ですが、とにかく何でも良いのでタイトルと一緒に見える形でビジュアルを載せるのが大切です。作ったエクセルのマクロのスクリーンショットでもいいし、朱の入った大量の企画書の写真でも何でも大丈夫。

ホントに何にもなければフリーサイトからダウンロードした写真でもOKです。フリー写真サイトを使うなら「Unsplash」というサイトが全体的なクオリティーが高くて映えるのでおすすめしておきます。

パッとポートフォリオを見た時に、ビジュアルがあるのと無いのとでは興味の惹かれ方が全然違いますし、全てにビジュアルがあるとサイト自体の見え方も画像によって凹凸が無くて整列されてて綺麗です。

▸プロジェクト内での肩書きや担当:自分のスキルをアピールする

デザイナーの関わるプロジェクトでもこの項目は非常に重要で、例えばプロジェクトの中の1つのグラフィックであって、何も書かずにポートフォリオに載せていたら大抵はデザイナーだと思われますよね。

ただ、大きなプロジェクトであればデザイナーの他にもクリエイティブディレクター・コピーライター・フォトグラファー・企画など様々な役割の人が関わっているケースもあって、自分の担当を明記するのが望ましいです。そこからどんな役割をする事ができるのか・スキルがあるのか読み取れるので大切です。

例えば社内のプロジェクトで「特に固定で何か役割していないな…」と思っても「運営・企画」辺りには関わっていると思いますし、例えばプロジェクト自体は関わってなくても営業などで繋ぐのも役割です。

▸プロジェクトの概要を記述:なるべく簡潔に2~3行で書ければベスト

かなり大きいプロジェクトで内容にボリュームがあり過ぎるという事でなければ、基本的に2~3行程度(140字程度)で概要をまとめるのが良いと思います。中身が多すぎると全部読んでいられないです。

デザインのポートフォリオであれば、どういった発想からデザインを作ったかという解説をしますが、ビジネス系のポートフォリオもほぼ一緒で、自分がプロとしてどんな役割に徹したのかを記述しましょう。

履歴書とか職務経歴書みたいなモノでも自分が仕事でこなしてきた役割や強み的なモノを書くと思いますが「~を頑張りました」みたいな事って学生じゃないんだからって思われますから、ポートフォリオでも必ず1人のプロとしてどういった仕事をこなしたのかという事をアピールする気持ちで書くと良いです。

まとめ:会社員・ビジネスマンでも作れる魅せるポートフォリオの作り方

今回は会社員・ビジネスマン向けの魅せるポートフォリオの作り方についてご紹介してきました。

副業とはいっても、別の会社にも雇用をしてもらう様な働き方だと単に拘束時間が増える様な形になってしまいがちなので、スキルを売る様な形で副業を進められると副業解禁の良さを手にできると思います。

とにかく実績を見える形でグラフィックと一緒に見せるというのが大事なので、解説したポイントをとりあえず押さえた上でアレンジできればポートフォリオとして完成度が高いモノに仕上がっていきますね。

関連記事おすすめのポートフォリオサイト・サービスまとめ|イラスト・デザイン掲載向け