印刷で作る紙のポートフォリオ・自社のデザインブック制作の方法|費用・相場も含めて解説

ポートフォリオは紙・WEBどちらがいいか迷いますよね。

自分のデザインを見てもらう業績集みたいなものが「ポートフォリオ」ですが、紙とWEBのどちらが良いか正式なルールは無い印象です。結論から言えばどちらも欲しいなという感じです。

就活の場合には企業側から指定があると思いますし、WEBデザインを専門にされていたりするとWEBで作る方が見てもらいやすい部分もありますが、紙でデザインを見てもらった方が相手にも伝わったりもする場合もあります。どちらでもいいと言われると困ることもありますよね。

そんなの当たり前でしょう?

と言われるかもしれないですが、人には言えないけど意外とどっちかしか作ってないとか、就活用にポートフォリオ作る時にどちらにしたらいいか迷っているみたいな方も多いと思います。

そこで今回は紙でポートフォリオやデザインブックを制作する方法と費用について解説します。

ポートフォリオの種類

紙でポートフォリオ・デザインブックを作るにしてもそれなりにスタイルがあります。

  • クリアファイルで制作
  • 冊子を制作(1冊)
  • 冊子を制作(複数冊)

ポートフォリオを何のために使うのか、誰に見てもらうのかによって考えましょう。

基本的には中身が一番大事なので、クリアファイルを使って簡易的に制作する場合が多いと思います。あと、企業ごとにポートフォリオを作り直す場合もあると思うので、そういった時にクリアファイルで製作すると順番を入れ替えたり印刷のコストを抑えることが出来るので便利です。

逆に冊子の様なスタイルにする場合は安易に作り変える事はできませんが、1つの作品として手元にも残すことが出来ますし、印刷や紙を扱うデザイン部署の場合アドがある場合もあります。企業やフリーランスが営業に使う場合には相手に渡せる様に複数冊制作するのもおすすめです。

中身の構成を含めてそうですが「何のために・誰に見てもらうために・どんな仕事をするために」という部分を意識して作るのが大切になってきます。単に作品を並べるだけじゃダメです。

ポートフォリオ制作にかかる費用・相場

クリアファイルで作る場合には1冊大体1,500円程度で出来ます。

クリアファイル(500円)+紙・インク代(1,000円)

冊子を制作する場合には印刷所に頼むことになりますが、1冊での入稿も意外と受け付けてくれる場合が多く、特殊加工が無ければ1冊:500円~3,000円辺りの価格帯で製作することが可能です。

すぐに作り直しは効かないですけど、冊子も1冊で意外と安く作れます。

ZINEみたいな形で営業に使ったり相手に渡すための冊子であれば、複数冊の印刷になりますが、50冊で20,000円程度が相場になります。1冊大体300円~500円程度のモノが多い様に思います。

  • クリアファイル形式:1冊1500円
  • 冊子形式(1冊のみ):1冊500円~3,000円
  • 冊子形式(複数冊):1冊300円~500円

1冊の単価を考えると意外とクリアファイルで作る場合がそれなりに値が張ることが分かります。ただ、入れ替えて使ったり出来るので、就活用に使うのであれば結果的にコスパは良いですね。

ポートフォリオの制作方法と工程

1. サイズと形を決める

紙でポートフォリオを作る場合にはなるべくサイズは大きい方がおすすめです。

見た時に大きい方が作品のインパクトがありますし、就活であれば複数の人に見てもらいやすいし、情報を共有しやすいし、文字も読みやすいです。見栄えと見てもらう事を意識しましょう。

具体的には定型であればA3程度の大きさが良いと思います。誰かに送ったりする事を意識する場合にはもう少しサイズ感を絞ったりした方が良い場合もあります。印刷所に頼む場合には非定型(スクエア・横長など)にすると作品としての独自性は高まるので検討しても良いと思います。

形にこだわり出すと紙質にもこだわりたくなって沼にハマるので気をつけましょう。営業用であればそのデザイナーの1つの作品にもなるので、お金はかかりますがこだわって良いと思います。

2. 中身の構成を考える

前書き・目次・プロフィール・作品集等のポートフォリオの中身の構成を考えます。

作る時に意識することとしては、就活であればその企業の業務に合う様な構成にすること、営業用であれば自社・自分のデザインの魅力を伝えられるような構成にすることだと思っています。

全体的な量としては20p以内ぐらいが現実的な分量だと思います。作品の中から厳選するのはもちろんですが、説明文やコンセプトを加えて、場合によっては制作過程や試作品なども載せておいた方が、その人がどういう考えでデザインをするのかという事が伝わって良いと思います。

営業用の場合は目安の価格表を載せるかどうか非常に迷います。

結果的にどちらでもいいと個人的には思っていますが、弊社デザインブックには載せています。

3. Illustrator・InDesignで制作する

ソフトはどちらでもいいと思うんですが、印刷所の場合には「InDesign」のデータに対応していない場合があるので、まず印刷所の入稿用テンプレートを確認してから作りはじめましょう。

自分で印刷する時にアウトライン化してないと二度手間になったりすることが多いので、当然ですがしつこく確認しましょう。印刷所を利用する場合も校正は入りますが気をつけましょう。

4. 印刷・入稿する

自分で印刷する時はなるべく高品質で印刷をするように設定等を調整する事を心がけましょう。

印刷所を使う場合、手元に届くのは入稿後1週間以上後になることが多いので時間には余裕を持たせて作る様にしましょう。お盆・正月辺りは印刷がかなり遅れるので余計に注意しましょう。

おまけ:弊社(MONO JOURNAL)の場合

あまりこういう情報って出さない事が多いのですが、参考になればと思うのでお教えします。

弊社のデザインブックは基本的に営業用で、お会いした際にお渡したり、郵送でお送りできる様に製作しています。お金的には1冊:450円程度の単価感で、無くなったら追加しています。

  • サイズ:スクエア(210mm × 210mm)
  • 綴じ方:左中綴じ
  • ページ数:表紙4p + 本文20p
  • 表紙用紙:コットン スノーホワイト 116.3g
  • 本文用紙:アイボリーホワイト 80g

使わせてもらっているのは「HAGURUMA」という印刷会社さんで、封筒などの製品を扱っているんですが、紙のバラエティーが豊富でサイズ種類も多いので個性の強い冊子が作れます。

まとめ:紙のポートフォリオ・デザインブック制作の方法と費用

今回は紙のポートフォリオの作り方と費用について解説してきました。

なかなか「コレが正解」というポートフォリオって作るのは難しいと思うんですが、見せる相手に合わせて構成もアレンジ・デザイン出来る事が求められていることかなとも思います。

その時点で出来る自分の最善を詰め込めば必然的にいいポートフォリオになると思うので、要点だけ気をつけてまずは手を動かしてみましょう。いいモノが出来上がるのを願っています。